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基礎訓練の様子①

8月2日から、令和3年度 若年者職業基礎訓練が始まりました。最初の5日間の様子をお届けします。

 

●入校式

 担当の謝花さんの開式の言葉に続き、統括の仲村渠さんの入校許可により、9名の訓練生が入校しました。理事の松本さんのご挨拶を真剣に聞いている訓練生からは、ステップアップの訓練に向けて気合が感じられました。サポステ沖縄のスタッフも3か月間の訓練が充実した経験になるように、励ましのメッセージが送られました。


入校式の後のアイスブレイクでは、ジェスチャーで誕生日を伝え合う、「バースデーライン」という活動を行いました。無言ではありながら、訓練生同士がコミュニケーションをとるきっかけになり、入校式の緊張感が少し和んだようでした。その後は、基礎訓練のオリエンテーション。座学・職場体験についての心構えや、手当をもらう口座の登録などの必要書類を用意することについて説明を受けました。


 

 

●座学1日目 パソコン講座・四柱推命

座学初日は、サポステおなじみ吉田先生のパソコン講座。それぞれのレベルに合わせて情報処理検定をもとにした練習を行いました。訓練生は各自、自分が受験した級の復習や、上の級に挑戦。時間が足りなかったり、ミスの確認ができなかったりと反省しながら、スキル磨きに励みました。

午後は、講師の美樹さんによる、古くから伝わる占いである四柱推命の講座。占いのホームページで、名前と生年月日を入力して出てきた統計学的な結果から、自分にどういう傾向があるのかを知ることができ、意外な結果に驚く訓練生もいました。


 

 

●座学2日目 就活セミナー・履歴書作成・労働法

今回はサポステ沖縄の石川さんの指導の下、企業理解について学習し、履歴書を作成しました。就職活動において自分にあった企業を選ぶには、企業の情報を集め、自分との共通点を照らし合わせることが大切だと学びました。その後、パソコンで本格的に履歴書を作成。自分の持つ資格や経歴について整理することで、改めて就職に一歩近づいていることを実感した様子でした。 

午後は、働く上で大事になる労働法について、沖縄産業保険総合支援センター の徳永さんにお話ししていただきました。 労働契約を結ぶ際や雇用期間中の法律だけでなく、辞めることになった場合の基礎知識などについても、大事なことを学ぶことができました。訓練生は身近にある企業に照らし合わせながら話を聞き、労働者側が守るルールもありながら、ルールに守られていることも感じたようです。

 

 

●座学3日目 就活セミナー・ビジネスマナー

4日目は講師の佐喜眞先生から、自己紹介や名刺交換、言葉遣いについて学びました。自己紹介では、仲間からもらった感想によって、思っていなかった部分に気づくこともあったようです。社会人として基本的なマナーを知ることによって、互いに心地よくコミュニケーションをとる練習ができました。

午後はアイスブレイクで「絵しりとり」の後、臨床心理士の松本さんによるセミナー。これから職場体験や就職活動をする上で、ストレスへの向き合い方についてお話していただきました。過去に苦い思いをした体験がもとになって、まだ起きていないことに対して不安になる仕組みや、呼吸法によって自律神経を整えることを知ることで、訓練中に自分自身を落ち着かせる上で活かせるといいですね。

 

 

●座学4日目 ビジネスマナー・面接対策

この日はスーツで活動。働いているような緊張感をもちながら、電話の基本のかけ方や受け方、不在時の対応やクレームへの対応を練習しました。相手の話を聞きながらメモを取ったり、はっきりとわかりやすくことの難しさや大切さを学びました。

午後の面接練習では、面接で見られているポイントや言葉遣いについて学び、応答の準備をしました。各自、皆の前で長所だけを言う面接練習では、短い時間でもかなり緊張したようでしたが、面接のためには準備をして、少しずつ自信をつけていくことが大事であることを学んだようです。これからの皆さんの成長が楽しみです。